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尾橋駅~山田間駅は、蛸山の市街地を高架で通る。ターミナルである尾橋駅以外も、乗り換え路線が多くあるので乗降客数が多い。星見園~蓮台間で鉄橋を渡り、蛸山市と泊田市の市境である国上川を超える。泊田駅は2面2線の構造だが地下鉄光町線の始発駅も兼ねているため普通列車の優等待避はできない。またバーディーラインと交差していることもあり、乗り換えをする人が多い。六閣駅は2面2線の構造でよく緩急接続を行う。瑞峯駅~演習林駅間は太刀原線と合流して複々線となり岡野、生瀬と駅間の短い区間を超えると演習林駅に着く。演習林駅は二層構造の4面7線の構造で、他方面への乗り換えと緩急接続を同時に行うことが出来る。
演習林駅を出ると急カーブがあり、有田方面に路線を伸ばす。洋雲台駅北側で高架から地上に移る。北浜川、南浜川と住宅街の中を進み、金物町駅南側から再び高架になり、有田駅に至る。有田市は省営鉄道の路線が集まる交通の要所として発展しているため、尾橋・太刀原などの都心部と有田を結ぶ城蛸電鉄は都市間輸送としての役割も担っている。有田駅を出ると進路を西南西に変え、東有田駅と町坂駅の間で高架から地上に移る。城野本線の車両基地が隣接している芬花駅を超えると米山市駅に着く。急勾配に対応していない車両は米山市駅までの運転となる。
米山市から先は急曲線や最大50パーミルの急勾配がある区間で、この区間に対応している3形式以外は運転することが出来ない。
米山市を出ると車窓が本格的に山岳の様相になり急勾配の区間に入る。城野本線で1番乗降客数の少ない霧坂駅は、秘境駅のたたずまいさえも見せる。瓦屋駅~呼崎駅間は比較的緩やかな勾配で、人口もそれなりにある。呼崎駅からは単線となり城野山に向けて再び急勾配を進む。城野山は都心から近場の観光地として訪れる人が多く、城野山駅の前は土産物屋などがあり成熟した雰囲気がある。また城野山付近の観光スポットに行くバスも駅前から出ている。
住宅街の中を走る路線で、太刀原駅から葵山北原駅まではカーブが多く最高80km/hしか出さない。葵山北原駅から古書市駅のあたりは、住宅に紛れ畑も見えてくる。古書市駅からは再び住宅密集地を進み、瑞峯駅で城野本線に合流する。
伏川線は演習林で城野本線から分かれる。演習林駅から安原駅まではカーブが多く60km/h程度でゆっくり走る。特に、過去に省営鉄道との貨物の受け渡しを行っていた鎌作駅は、省営鉄道の同駅に平行に線路を敷くため、駅の前後が40km/h制限の急なカーブとなっている。安原駅は地下鉄直通車と平坦線専用車の車両基地が隣接している。枝岡駅~角敷駅間は省営鉄道南島幹線と並走する。伏川線で唯一緩急接続を行う角敷駅を超えると、周りは山が多くなり、川に沿って進む。井卸駅で普通や準急は終点となり、ここから先新伏川駅まで、線路も単線となり本数が一気に少なくなる。
山の中を走る単線の路線。昼間は40分間隔で運転されるが、乗客は数える程度。群青駅は乗降客最下位の駅。
二取~五摘みを結ぶ路線で、住宅街の中を走る。