西界駅務管内

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  概要

 西界駅務管内は西界駅、木聞町駅、鹿島町駅、猫山駅を管轄する管内です。西界駅は地下駅で当駅から木聞町駅までは掘割の半地下構造になっています。半地下の木聞町駅を出て下り方面に進むと地上区間になり鹿島町駅、猫山駅と1キロ未満の短い間隔で管内の駅が続きます。駅長所在駅の西界駅は乗降客数当社最多の駅ですが、管内の3駅は乗降客1万数千人くらいの中小駅です。管内の駅の利用客が多くないのは、付近に並行して市営地下鉄や省営鉄道が通っており、そちらのほうが都心中心部へのネットワークが良いことが原因です。そのため管内3駅はラッシュ時でも1時間6本の運行本数になっています。


西界駅

▼省営鉄道を中心とした西界駅構内図。一急は薄い赤色で示されています。 西界駅は一急の中で乗降客数が最多の駅で、一洋本線は省営鉄道の南側にと喜崎線系統は北側に駅設備が分かれています。

  一洋本線

 一洋本線のホームは地下1階にあり地上階のコンコースを挟み直上の地上3階には改札内を共用する日ヶ丘鉄道のホームがあります。地下1階には線路3線に旅客ホーム2面と南北両側に業務用通路があります。業務用通路は乗務員、駅係員等の職員が使用し、分割併合時の誘導などもここで行います。またこの通路は地上1階の駅務室や信号所棟と階段でつながっています。なお信号所棟には信号所のほかに乗務員の詰所もあり、旅客ホームからも階段で行けるようになっています。一洋本線の改札は3か所あります。具体的には公道に面した南改札、一急百貨店や駅ナカに近い西改札、省営鉄道との連絡改札です。連絡改札は省営鉄道の管轄で一急側では省営鉄道の乗車券を、省営鉄道側では一急と日ヶ丘鉄道の乗車券を窓口で発売します。

  ▼構内図(右西界)

  ▼配線略図(左西界)

  喜崎・公園都市線

 喜崎・公園都市線の西界駅は、省営鉄道の北側に位置します。東自由通路から地上に出ると目の前に2階建ての一急の駅舎が見え、その中の2階が改札、ホームとなっています。西界駅の喜崎・公園都市線の改札はここ1か所で、端頭式ホーム1面、線路2本の構造のためこじんまりとした雰囲気のターミナル駅です。駅の周りは雑居ビルなどが密集しています。


木聞町駅

 木聞町駅は西界駅から1つ目の駅です。付近には省営鉄道と市営地下鉄の木聞町駅がありますが連絡駅には設定されていません。当駅は半地下の構造をしており、ホームは掘割の中にあります。地上階には線路を覆うように瓦屋根で平屋の駅舎が建てられています。


鹿島町


猫山駅